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2024. 06.19

江戸時代に栽培したイモ(おいらん、太白)を大田市で定植

生物生産科植物バイオコースです。大田市で江戸時代に栽培された品種、おいらん、太白を植えました。今のサツマイモの品種とは生理・生態が異なり、150本ずつを用意するのにとても苦労しました。1年かけて準備し、植えることができ、地域の活性化に貢献できることを嬉しく思います。

 江戸時代、享保年間1730年頃享保の飢饉で全国的に飢えで苦しんでいました。そんな折り、幕府の領地である石見銀山に派遣された井戸平左衛門代官は秘密裏にサツマイモを薩摩藩(鹿児島県)より取り寄せて、大田市に植えさせて住民を助けました。井戸平左衛門氏は今日でもいも代官として称えられています。近年、井戸平左衛門氏を称え、大田市では、いも代官プロジェクトとしておいらん・太白により地域を活性化することになり、松江農林高校に協力の依頼をいただきました。困難なプロジェクトですが、植物バイオの技術により解決していきます。

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